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2012-05

全州といえば、ビビンパだっ!

のんのんの韓国5月のたび、リポートが続いています。

 前から行ってみたかったのが全州・チョンジュですが、やっぱり全州に来たらビビンパでしょ!ということで、さっそく初日の夜ごはんはビビンパ専門店へゴー!

 そもそもビビンパというのは、韓国語で「混ぜごはん」(ビビンが「混ぜる」、パは「ごはん」)という意味なので、普通のおうちでもナムルなど余ったおかずをごはんと混ぜて食べればビビンパ、なんですけれど・・・全州のビビンパは韓国の無形文化財にもなるほど有名なメニューでもあるそうなんですね。さっそく、全州ビビンパを注文したら、写真でもわかるかなー?ユッケが乗ってますよ!生肉!!あとは野菜や山菜のナムルなどでしたけれど、このユッケの食感がほかのところで食べるビビンパとは違いました。

 味も、ちょっと辛めですね。もちろん、混ぜるコチュジャンを加減すればいいのですけれど、やっぱり、味がしっかりしている印象でした。

 、と何はともあれ、ビビンパのおいしさのコツは混ぜることですよー。具が全体に混ざって、コチュジャンの赤も全体に混ざったかなーと思ってからさらに10~30回は混ぜていますね。日本人観光客の混ぜ方は横から見る限り、ものすごく足りないんです!!もっと混ぜればいいのにーとのんのんはいつも思っちゃっています^^; なので、ちょっとだまされたと思って、さらに混ぜてみてください!!ほんと、おいしいから。

 ちなみに、混ぜるときにスープの汁を2,3匙入れると混ぜやすくなります。お試しあれ。

 ところで。今回、全州で初めて口にしたのが「モジュ(모주/母酒)」。前から名前は聞いたことがあったんですけれど、今回、初めて飲むことができました!これはおいしーーー。女性向けの味ではありますが、マッコリにシナモンなどを加えたような味で、軽いお酒です。ビビンパを食べたお店でサービスしていただいて、すっかり気に入り、帰りにお店でげと。夜な夜な、飲んじゃいました。でも、どうやら全州にしか売ってないみたいで、また、飲むには全州に行かなければ・・・なんですねー。

ちなみに、こちらのお店の「全州ビビンパ」は1万3000W、ユッケ(小)は2万5000W、そしてすっかり気に入っちゃった母酒(モジュ)は1杯2000Wでした。

古い街並みが残る全州に行きました!

 のんのんの韓国のたび。もう一つの目的地は全羅北道の全州(전주・チョンジュ)でした。ビビンパをはじめ、「韓国ごはん」のおいしい土地といわれていますよね。それから、「韓屋(ハノク)」といわれる昔ながらの韓国のおうちが残っていると聞いていたのでずいぶん、前から行ってみたいなーと思っていました。ソウルからは高速バスも出ていますが、のんのんはソウルの龍山(ヨンサン)駅からKTXに乗りましたよ。ちょうど2時間、料金は一人3万600Wで全州に到着です!

 全州は百済時代に作られた町、ということで都が置かれた時代もあるようですね。今は、「韓屋マウル」という一帯だけ、写真のように伝統的な家屋が保存されているようです。とっても美しい街並みです。だいたい1日あれば、ぶらぶらと散策できるような大きさでした。

 ちょっと、難しい話ですが、全州は朝鮮半島の氏族のひとつ・「全州李氏」の本貫(戸籍が作られた場所、という意味です)で、この全州李氏からは朝鮮王朝の創始者・李成桂(イ・ソンゲ)が出ているということで、この韓屋マウルの中にも李成桂にまつる慶基殿(キョンギ・ジョン)などがありました。これは、朝鮮半島の歴史に強くないとその重要性がなかなかわからないなーという建物でしたが・・・^^;

 また、この「韓屋マウル」エリアでは、街並みは変えずに内装を現代風にしたリノベーションも盛んに行われているようです。実際に住んでいらっしゃるおうちもある一方で、ステキなカフェやレストランになっているおうちもありました。どこを見てても、絵になるよー。写真を撮ってても楽しかったー。それにみなさん、とっても親切でびっくりしましたー。ちなみに、全州出身の有名人といえば、日本でも活躍しているタレントのユンソナさんや少女時代のテヨンちゃんがいるそうですー。

 こんな全州のおいしいごはんや見どころリポは、また別の機会に^^

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全州のコンナムルクッパ

 のんのんが今回、訪れた全州(チョンジュ)は食べ物がおいしいことで有名なんですが、その中でもコンナムルクッパは全州の郷土料理として全国に広まったといわれています。コンナムル、とは豆もやしのこと。韓国式の雑炊に豆もやしがこれでもかっ!というほど入っています。それがシャキシャキで本当においしかったですよ。あー、これも、食べてみたかった!のでとっても満足。

 韓国では「食は全州にあり」といわれるぐらい、全州のごはんはおいしいといわれています。一番、有名なのはビビンパ。そして、このコンナムルクッパです。でも、コンナムルクッパはプサンでも何度か食べたことがあるし、どうしてかなー?とちょっと半信半疑なところもあったのですが、泊まった民宿の人がわざわざ連れて行ってくださったお店に行ってホント、納得!もやしの量からして違いました!しゃきしゃき感もなんか、ちがうなーって思うほど。

 いろいろ調べてみると、そもそも全州は水がきれいだ、ということで有名なんですね。だから農作物もおいしい、新鮮な農作物で作るシンプルな料理はより美味しく感じる、ということのようです。お店によって、スープにもちょっとずつ違いがあるよ、って言われていたのですが、今回は、食べ比べることができませんでした>< でも、また、食べたいなー。わざわざ、全州にごはん、食べに行ってもいいかなーと思うほど街並みも、ひとも、ごはんも気に入りました☆

初夏のおたより2012

さわやかな風とまぶしい太陽を感じて、ますます、出かけたくなる!シーズンですね。お待たせしております書肆侃侃房のガイドブック『ぐるぐるプサン+済州島』も着々と改訂版の出版に向けて準備を進めています。どうぞ、もうしばらくお待ちください。そして、この韓国の情報サイト「かんかんKOREA」のTwitter(@kankankorea)やFacebookにもゆっくりではありますが、応援いただく方が増えています。本当にありがとうございます!これからもあたたかい応援をよろしくお願いします。 text by のんのん

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