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テグ(大邱)
テグはホルモン焼きも有名!
先日、プサンのホルモン通りの紹介をしましたが、プサンからKTX(韓国の新幹線)で45分、韓国第三の都市・テグ(大邱)でもホルモンが名物なんです!アンジラン・マクチャン通りにはずらーっとホルモン焼きのお店が並んでいます。歩いているといいにおいがして、ついふらふらと入ってしまいそうな勢いです。
テグのホルモンは「マクチャン」といわれて、牛の場合には第4胃(センマイやギアラ)と呼ばれる部分のこと、そして豚の場合には腸の最後の部分(大腸)のことだそうです。牛と豚とで違う部位を差すのも面白いですね。そのマクチャンは高たんぱく質でカルシウム成分も多く含んでいるというのに、低コレストロール。骨粗しょう症の予防にいいといわれますが、美容にもよさそう♪
食べ方は焼肉と変わりません。マクチャンをよーく焼いて、そのままでもよし、菜っ葉類にくるんでぱくり。じゅわーとしみだす旨みがうんまいのです。周りを見渡してみると、意外と女子だけのテープルや子ども連れのテーブルというのもあってサラリーマンがちびちびとお酒を酌み交わしながら食べるイメージのあるホルモン焼きですが、テグでは老若男女、浸透しているんだなーという印象でした。
のんのんたちが伺った「グリンマッチャン」では豚のマッチャンが150gで8000W、豚のコプチャン(小腸、日本でいうマルチョウ)が500gで1万W。なんと、お店は深夜3時まで、というのでほんと、なんか、じっくり語り合うにはぴったりのようですな。
テグ・西門市場のカルグクス、ばりうまー
テグの西門市場(ソムン・シジャン)をうろうろして、ちょっと小腹がすいたなーってとき、いえいえ、すいていなくても!ぜひものなのがここのカルグクスですよー。もう、このあと、夜ごはんに行くよーってのに、みんなで分けて食べる?なんて言ってたのに、ぺろっと食べちゃったもんね。陽気で手際がいいアジュンマ(おばちゃん)たちのパワーにもなんか、押された感じだったものね。「ほら、食べなさいー」ってなんか、カルグクスと一緒に元気ももらったね。
あ。カルグクス、というのは韓国のうどんのことなんだけど、カル(刀)、ククス(麺類)という意味だよ。手打ちうどん、って想像してもらったらいいのかなー。日本のうどんが「しこしこ」しているのに比べてもう少し「もちもち」とした食感です。で。その西門市場のアジュンマが作ってくれたカルグクス。ごまが上にいっぱーいかかってて、ぷーんとごまのいい香りがします。スープも薄口で(ちょっと辛い薬味を入れていますが)めちゃくちゃおいしいーーーー。
のんのんが韓国で食べたカルグクスの5本の指には入るよ。ほんと、入る。記事を書いてたらまた、食べたくなってきちゃったよ。なんか、市場の片隅の決して「キレイ」な感じではないんだけれど、そのごちゃごちゃした空間もまた、なんだかおいしさを支えてる気がするんだよね。あ。これは、ゼッタイ、おいしいものが食べられるぞ、って感じ。テグに足を運んだときはぜひ、市場のはずれのカルグクス、試してみてね(詳しい場所は、来年早々にも出版準備中の改訂版『ぐるぐるプサン』に掲載予定です^^)。
タロ、で出てくるからタロクッパっ。
さぁ、まだまだテグのおいしいもの、紹介しますよっ!
テグの中心部で1946年創業、65年の伝統!と堂々と掲げているこちらの食堂。朝鮮戦争で国のあちこちが壊滅的な被害を受けた韓国では、100年を超える老舗ってなかなかないよ、って聞いたことがあります。ソウルでも30年ぐらい続くと、韓国人の友人の感覚だと古いお店だなーと。
そんな65年の伝統を誇るクギルタロクッパ。クッパ、というのは韓国の雑炊のことなんだけれど(「クッ」が汁、「パ」はごはん)、韓国で「クッパ」を注文すると、スープの中にごはんが入ってくるんですよね。それを別々にお願いしますーというときには「タロクッパ」を頼むんだよね。
それが、テグでは最初から別、「タロ」になってるクッパ。スープにごはんを自分で入れたり、浸しながら食べたり、別々で食べたりできるんですね。
そのスープのアップ・・・そう、これも辛いんだ。唐辛子を煮込んだ深みのある辛さ、というよりも唐辛子油の辛さ、というのか、もーこちらは「ひーーーーーーーーー」って感じ。瞬間的に激辛。ごはん、別になっててよかった>< 一口、スープ、ごはん、ごはん、そしてスープ、ごはん、ごはん、水!って感じでしたが、でも、やっぱりおいしい。辛いーって思っているのにでも、食べちゃうって感じだった。しかも、スープに入ってるネギがね、その唐辛子油を吸って、またじゅわん、と辛さが染み出してくるのに、それなのに、おいしいのよ。
ちなみに、この写真、よーく見てみると「ソンジ」が入っていますよ。ソンジ、とは牛の血を固めたものなんだけれど、栄養はものすごーくありそうだけれど、のんのんは苦手です・・・(えへ)。
そんなタロクッパ。こちらもテグだけの名物料理ということで、テグに来たときにはゼヒモノ!ですな。聞くところによると、朝鮮戦争のときに避難していた方たちが召し上がったということですよ。歴史を感じるメニューでもあるんですね。
タロクッパは5500W、特別なタロクッパは6500W。麺やごはんのお代わりもできます。
トギルタロクッパ:電話053-253-7623 24時間年中無休
カルビチムが、テグでは激辛「チムカルビ」に!
「チム」という韓国語は「蒸す」という意味で、カルビを蒸し煮にした料理だから「カルビチム」。韓定食の一皿や食堂のおかずの一品として見かけるのは甘辛いしょうゆ味でほろーっとやわらかいお肉なんだけれど・・・テグのカルビチム、いえ・・・チムカルビとなぜだか、単語も逆となってるこのメニューがコチラ!
どーんっ。写真で見てお分かりのとおり、赤いです!汁、ないです!つまりは・・・そう!辛いんです!なぜ??理由はどうにも分からないようなんだけれど、テグのチムカルビは牛肉を唐辛子で煮込んだ料理のことを指すそうなんですね。
このチムカルビがテグの名物料理だということで、街の中心部には「チムカルビ通り」なるものが・・・それほど、テグではよく食べる、ということですな。なるほど^^ このうち、のんのんたちは「ボングルボングル食堂」でいただくことになりましたー。
一緒に出される菜っ葉にくるんでがぶり。あれ!?この食べ方は・・・焼肉と一緒ですね。何でも「包んで」食べるというのも韓国ならではの食べ方だね。食べてみると、見た目ほど辛くはなかったんだけれど(注文のときに、「あまり辛くしないで!」とお願いしたからかな^^;)、食べているうちにじんわり、おでこに汗をかいてきました。でも、口の中が「ひーーーー」ってことはなかったな。後を引くおいしさ、というか、また次が食べたい!って感じ。
それから、食べているときにはあんまり思わなかっんだけれど、後で「にんにく」の臭いが・・・>< しっかり、にんにくが入っているんですね。ふむむ。
のんのんが気に入った食べ方は、この水キムチの白菜に包んで食べるもの。白菜のほんのりとした味が辛さをやわらかくしてくれるし、しゃきしゃきした歯ごたえもいいし、お肉のじゅんわりとした食感も楽しめましたよ。これは、ごはんの上に乗っけてもいいし、菜っ葉でくるんでもいいし、もちろん、そのままお肉だけ食べてもいいし。いろんな食べ方を、それぞれできるってのがまた、いいところじゃないかなー。
ホングルボングル食堂では1人分(肉200g)1万4000Wで、ごはんは別料金(1000W)。でも、女の子とは2人で1人分、ってぐらいのボリュームでした。
ボングルボングル食堂:大邱広域市中区トンイン洞1-322-2
電話:053-424-6881
営業時間:午前10時から午後10時まで
定休日:年中無休(旧正月・秋夕も営業です)
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