K-pop講座番外編、今回は住に関する日韓比較…さらにおもてなしの比較へ。
先生から、日本の人はどうして知り合いを家に招かないの?と質問されました。親しくなってもなかなか家に呼んでもらえないから拒絶された感じがしてさびしいと。韓国ならすぐに「ご飯食べにおいで!」「泊まっていけ」という話になるのにと言われました。
それはですね、先生!日本人は人をお招きするとなるとそれなりに準備するのですよ。部屋の掃除、ある程度のおもてなし料理、お泊まりいただく布団の準備、そうそうお風呂もお入りいただくわね…タオル、歯ブラシ、朝食は…などなど考えてたらめんどくさっ…じゃなかった、前もっての準備があるからなかなか簡単に泊ってと言わない…ちらかった部屋に招くのは失礼かななどと思うので、かなり親しくならないとそこまでお誘いしないのですね。私はそれが日本人の奥ゆかしさにつながると勝手に思ってるのですが、韓国の人からみればそれは冷たい関係にうつるのですから文化の違いって難しいけれどおもしろい!
日韓の家の違いに話がおよんで、韓国の最近の家って天井が高くて広いですねと言うと、先生が「そんなことはないですよ。広く見えるのは物が少ないからです。反対に日本は物が多すぎ!家具もあれこれ置いてるし、廊下部分を広く取りすぎ」と言われました。韓国では玄関を入るとすぐリビングでそこから各部屋に続いていて、廊下などより各部屋を広く取るのが信条。合理的です…日本はゆとりのある住を求めているので空間は大事で…って、これも食に通じますね。
先生のご自宅のリビングはソファーとテレビだけで、ゴロゴロしながらテレビが見れると。日本だとソファーにテーブル、対面にも椅子、飾り棚などなど。ご主人は日本の方ですが、先生の親戚が来ることになったとき全員が座れるように人数分の座布団を買おうと言ったのを先生が阻止したと。日本人の私にはご主人の行動がものすごく理解できますね~。現に家の押入れにはいざというときのためのおざぶが…。そうなんです、日本人の家にはこの「いざというときのための○○」というのが多いですよね?
まず人を自分の家によんでフレンドリーにおもてなしをする韓国と、準備をしてから人をおもてなししたい日本。どちらも相手に対するおもてなしの気持ちに差はないのに、やり方がちょっとちがう…お隣の国なのに、この違い...興味がつきません。
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