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ソウルから日帰りで「水原(スウォン)」に行ってきました

 前から行きたいと思っていたのがソウルの南にある水原(スウォン)。1997年にユネスコの世界文化遺産にも登録された「華城(ファソン)」を見てみたいなーというのと、名物の水原カルビも食べなきゃでしょ!ということで、ソウルから日帰りの小旅行に出かけてみましたよ。ソウル市内からは地下鉄1号線がそのままに水原駅までつながってて、およそ1時間で到着。KTXだと40分もしませんでしたよ。駅はビルと直結しててとーっても大きかったよ。観光案内所は駅前にありました。駅前は繁華街になっててにぎやかでした。

 そんな水原でまず、目的は水原華城。この城は、朝鮮王朝時代に作られたもので、ちょうどNHKドラマで放送された「イ・サン」(第22代国王・正祖)が造らせたものなんですって。もともと、陰謀に倒れたお父さんのお墓を水原に移して、その周囲を防護するために城壁や楼閣で囲んだのがこの城郭都市の始まりなんだそうです。建築にはおよそ3年の月日と労力がかかったものの、完成直後に正祖が亡くなったので「遷都」は行われませんでした。

 それにしても、防護したい、ということでこの城郭は丘の上にぐるり、とあるんだけれど(万里の長城のよう)、水原駅からぶらぶら歩いておよそ30分、城郭のある丘に登っていくだけで最初はヒイコラ、ヒイコラ言っちゃいました(運動不足・のんのん^^;)1周5キロあるそうですよ。

 でも、一番、高い丘に登るとこんな景色。城郭の中にある街が一望できました。気持ちがいいー。城郭は散歩コースなのかな、と思っていると有料でした。途中にチケット売り場みたいなところがあって、女性が立ってまして「お客様、チケットが必要ですよ」と言って止められちゃいます。でも、料金は大人1000Wですから・・・^^ チケットの代わりにシールを胸元などにつけて、またぐんぐん、歩いていけますよ。途中には龍の形をした列車が走ってて、乗ることもできたみたい。

 城は建築当時、もともと朝鮮にあった方法に加え、西洋の近代的な技法を導入しているらしく建築史的にも高い価値があるとして世界遺産になったそうですが、本当に古いのかなーと思っちゃうほど、石とレンガの組み方が美しかったです。

 途中、歩いていくと花が咲いていたり、門があって、その中でゆっくり座れたり、なんか、みなさん、思い思いに散策している、って感じでした。歩いていると気になったのが壁のところに立ってた旗。一定の区間で色が違ったり、書いている文字が違ってなんだろうなーと思っていたんですが、これは「巡視の兵士の立ち位置」なんですって。旗の色は、北側は黒、南側は赤、など方角を表しているんだとか。なるほど。

 この城郭のほかにも城内にはいろいろの見どころもあって、この「華城行宮(ファソン・ヘングン)」は王様が地方にいらしたときに泊まった宿舎なんですって。ちなみにここではドラマ「大長今(チャングムの誓い)」も、この華城で撮影したんだって。どのシーンなんだろ。気になります。

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